[サマリー]
・6W3H法とは、「Who , Whom , When , Where , What , Why , How , How much , How long」の9つの視点から発想の切り口を考えるツール・フレームワークである
・分析した後は、それぞれの項目についてどのように改善していくか、変更するかなどの検討を行う
以前当ブログでは、学校や塾における企画力アップのツールとして「マトリックス法」を紹介しました(詳しくはこちらの記事をご確認ください)。
今回も同じように、学校や塾における企画力アップのツールとして「6W3H法」を説明します。
6W3H法による企画力アップ
6W3H法とは
6W3H法とは、「Who , Whom , When , Where , What , Why , How , How much , How long」の6つのWと3つのHから始まる言葉で発想の切り口を考えるツール・思考法です。
学生の頃、「5W1H」を習いましたよね。そこに3つの項目を足したものが「6W3H」法です。
順番に、言葉の意味を確認していきましょう。
・Who :誰が
・Whom:誰に
・When:いつ
・Where:どこで
・What:なにを
・Why:なぜ
・How:どのように
・How much:いくらで
・How long:どれくらいの期間で
このような意味で考えてください。How long を How many として関g萎える6W3H法もありますが、ここではHow long を採用して説明します。
この6W3H法ですが、商品やサービスを企画する上でのフレームワークとしての使い方もできます。
では、具体例を使って考えていきます。
塾における6W3H法の具体例
ここでは、ある塾が新しく小学生向けの理科実験体験教室サービスを行うという想定で、例文の形で6W3H法の使い方を見てみます。例えば、このような形です。
・Who 誰が:理科担当講師が
・Whom 誰に:当校在籍もしくは志望する小学生と保護者に
・When いつ:日曜日の午前中に
・Where どこで:当校で
・What なにを:小学生向け理科実験教室を
・Why なぜ:当社へのロイヤルティ強化・入塾を狙うため、
・How どのように:グループ指導形式で
・How much いくらで:1世帯あたり2,000円で
・How long どれくらいの期間で:1回あたり2時間単発で
サービスを提供する。
このように合計9つの視点から新商品・サービスを分析することで、その商品やサービスの有用性や実現可能性を検討することができます。
高校における6W3H法の具体例
同じように、ある高校を想定して、夏季学校説明会を6W3H法で考えてみます。また、例文の形式で示したものが下の分になります。
・Who 誰が:本校教務部教員が
・Whom 誰に:本校を志望する中学生と保護者に
・When いつ:夏季休業期間の平日午前中に
・Where どこで:当校体育館で
・What なにを:学校説明会を
・Why なぜ:本校の認知度向上、志願意識の強化のため
・How どのように:部活のパフォーマンスや生徒挨拶を交え、終了後はこ校内見学に移る形で
・How much いくらで:無料で
・How long どれくらいの期間で:7月2回、8月6回
サービスを提供する。
フレームワークの形になっているため、ヌケモレが生じづらい分析になりますね。もちろん、6W3H法で分析した後は、「いつ」の項目の変更が必要なのではないか、「どのように」をもっと作りこむべきではないか、というような改善検討に移ると効果的だと言えます。
以上、学校や塾における企画力アップのツール・フレームワークとして「6W3H法」を説明しました。
次回も同様に学校や塾における企画力アップのツールである「KJ法(グルーピング法)」について説明します。
[まとめ]
・6W3H法とは、「Who , Whom , When , Where , What , Why , How , How much , How long」の9つの視点から発想の切り口を考えるツール・フレームワークである
・分析した後は、それぞれの項目についてどのように改善していくか、変更するかなどの検討を行う
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