[サマリー]
・経営戦略策定には、学校と学校を取り巻く環境の分析が必要不可欠です
・分析や整理のツールとして、フレームワークの活用が効果的である



学校においても、経営戦略を論理的に策定していくというのは非常に重要です。そして経営戦略策定において非常に役に立つツールが、フレームワークです。

今回はこのフレームワークについて紹介していきたいと思います。

経営分析のフレームワーク

経営活動の流れ(おさらい)

経営理念、ビジョンを策定した次のステップとして、「経営戦略の策定」に移ります。確認となりますが、経営理念から各部門(分掌)の行動に至る一連の流れは以下のようになっています。


経営活動のピラミッド



経営戦略の策定において、自校(自社)の現状を分析することは非常に重要です。以前の記事で逆算型の経営計画策定ということを説明しましたが、経営戦略もすべてビジョンから逆算して策定するべきというものではありません。
経営戦略は経営ビジョンを実現するために、具体的に自校のどのような人的資源や物的資源を用いて、何に投下していくかといった内容となりますので、自校の現状把握は必要不可欠です。


経営分析の「フレームワーク」とは

では、どのようにして現状分析を行うかですが、コンサルティング手法として「フレームワーク」というものがあります。これは、直略すると「構造」「骨組み」です。例えば現状分析においてどのような手法を用いるべきかという有効な手法を骨組み化したものです。企業・組織を様々な角度から分析・確認することができるため、非常に有効なものです。

実際に分析に使われるフレークワークとして有名なものを以下に挙げます。

①3C分析
②経営資源分析
③5フォース分析
④PEST分析
⑤VRIO分析
⑥SWOT分析


これらは環境分析のフレームワークと呼ばれており、これによって自社と自社を取り巻く環境について分析・整理した上で、具体的に学校としての事業戦略を策定していきます。

では、次回から環境分析のフレームワークを順番に説明してきます。



[まとめ]
・経営戦略策定には、学校と学校を取り巻く環境の分析が必要不可欠です
・分析や整理のツールとして、フレームワークの活用が効果的である



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