[サマリー]
・2S活動とは、「整理」と「整頓」を組織的に推進していくことで、職場を綺麗にしていく活動のことである
・全員で実施することや長期的目線で考えることが、2S活動を推進していく上でのポイントといえる

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職場改善の活動の1つに「2S活動」というものがあります。今回はこの2S活動について、どのようなものなのか簡単に説明した上で、進めていく上でのコツについて話していきたいと思います。

2S活動を進めるコツ

2S活動とは?

2S活動とは、「整理」と「整頓」を組織的に推進していくことで、職場を綺麗にしていく活動のことです。

整理と整頓はアルファベットにした際に頭文字がどちらもSであるため、「2S活動」と呼ばれています。

ちなみに、類似の考え方として5S活動というものがあります。これは、2S活動に加えて3つのSを推進していくというものになります。今回の記事では2S活動を中心に解説しますので、5S活動について知りたいという方は以下の記事を確認頂ければと思います。
5Sとは?意味と目的



今回紹介した2S活動ですが、概念を伝えるだけでは実施まで至らないというケースがほとんどです。例えば、単純に管理職の方が職員に対して「整理整頓をしましょう」と言っても、実際に職員が2S活動をやるとは思えませんよね。

それでは、2S活動を進めていく上で重要となるポイントについて簡単に説明したいと思います。

2S活動の進め方

その①:全員で実施する

これは単純ながら、2S活動を進めていく上で非常に重要です(もちろん5S活動を進めていく上でも同様です)。業務改善活動というのは、組織的に実施しなければ、ほぼ間違いなく単発で終わってしまいます。改善の下地がない職員にとって初めての改善活動というのは、「なんでこんなことをしなければならないんだ…」「なんで自分だけ…」「他の仕事を進めたい…」というようなネガティブな感情になりがちです。その際に、他の職員が改善活動を実施せず全く別の仕事を進めていたならば、改善への意欲は失せてしまいます。


特に初期の段階では、「みんなでやっている」ということが重要なのです。



全員でやっているというのは、それ自体が理由になります。
なぜ改善活動をやらなければいけないのか腹落ちしていない職員でも、「みんながやっているから」というのが理由になり得るのです(ポジティブなモチベーションではありませんが、初期の段階なら致し方ありません)。

ここで、「全員」とは「全職員」という意味ではないことに注意してください。部門や部署という1つの組織単位の中の全員が行っていれば大丈夫です。十分に「みんな」になります。むしろ全社全員が2S活動を同時に実施してしまえば、業務停止リスクが生じてしまいます。


1つの部署や部門という単位の中の全員が、職員も管理職も一体となって推進していくというもが、2S活動を進めていく上でのコツといえます。


その②:細く長く続ける

これは、業務改善にやる気のある会社であればあるほど、見落としてしまいがちな罠です。

2S活動というのは、基本的には業務時間外に行うことになります。もちろん業務時間内に行えればベストですが、そこまで日ごろの業務に余裕のある会社は少ないでしょう。

ここで、「一刻も早く2Sを実施し効果を上げたい!」と思った場合、業務時間外に行う2S活動の時間を長くとることになるでしょう。しかし、それでは長期的な業務改善は難しいのです。

そもそも、2S活動は数か月という単位で行っていくものです。

張り切りすぎて数週間で結果を出そうと1日当たりの残業時間を延ばしてしまえば、疲れがたまり日ごろの業務に支障をきたす恐れがあります。そして、みるみると業務改善のモチベーションは下がっていくでしょう。


もちろん、改善への意欲は大切ですが、あくまでも長い目線で考えていくということも、2S活動を実施していく上でのポイントなのです。

以上、2S活動について実施・推進していく上でのコツを紹介しました。業務改善活動を行っていく上では、管理職から職員・場合によってはコンサルタントも交えた全社的な取り組みが必要不可欠です。ぜひ、自社の改善に役立てて頂ければと思います。


[まとめ]
・2S活動とは、「整理」と「整頓」を組織的に推進していくことで、職場を綺麗にしていく活動のことである
・全員で実施することや長期的目線で考えることが、2S活動を推進していく上でのポイントといえる


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