
ホステスやキャバ嬢、風俗嬢などのいわゆる夜職の方にとって、確定申告は悩みの種だと思います。一般的な会社員でしたら年末調整によって会社側が勝手に税金の計算・手続を行ってくれるため簡単ですが、夜職は個人事業主として原則として確定申告を行わなければなりません。ただ、実際には自分で確定申告を行うのが難しかったり、時間が無かったりといった理由から、税理士を探しているという方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、夜職の方が税理士に確定申告などを依頼する場合の費用について、「どのような費用がかかってくるのか」「実際にどれくらいかかるのか」などについて解説したいと思います。
なお当方は、東京銀座に事務所を構え税理士業務を行っています。銀座という土地柄、ホステスやキャバ嬢、風俗嬢など夜職の方からの依頼を日々受けていますので、確定申告や税務顧問など、お気軽にご相談、ご依頼頂ければと思います。
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夜職の税理士費用の相場
税理士費用の項目について
一口に税理士費用といっても、依頼者の方の事業内容(職業)や依頼内容に応じて、かかってくる費用が異なってきます。具体的に、夜職の方が確定申告などを税理士に依頼をする場合にかかってくる費用の項目は、大きく次の3つです。
(1)確定申告料
確定申告を税理士に依頼する場合、必ず発生するのが確定申告料です。確定申告料は、「依頼者の売上がいくら位か」「夜職の売上以外にも収入があるか」「青色申告か、白色申告か」「所得税の申告のみか、消費税の申告も必要か(インボイス登録をしているか等)」などによって変動します。
(2)記帳代行料 ※記帳代行の場合のみ
確定申告をするにあたり、原則として必ず必要となるのが「帳簿」です。この帳簿の作成方法は様々であり、申告方法(青色申告or白色申告)によっても変わってくるのですが、この帳簿の作成・会計記帳を依頼者の方が行うか、税理士が行うかによって料金が異なってきます。つまり、帳簿の作成・会計記帳を税理士側が行うという場合、この記帳代行料が発生することとなります。
(3)顧問料 ※顧問契約の場合のみ
顧問料とは、税理士との間に顧問契約を締結した場合に発生する費用の事です。
シンプルに確定申告のみを税理士に依頼する場合、日ごろの税務相談などは依頼に含まれないため、相談が必要になった場合にはその都度税理士に依頼して有料で税務相談を行うこととなります。しかし、顧問契約の場合には税務相談なども契約の範囲内であるため、基本的に追加料金を支払わずに相談をすることができます(税理士によっては、相談回数の制限などを設けている場合もあります)。
つまり、顧問料は確定申告のみの依頼の場合には発生しませんが、顧問契約の場合には発生する費用ということです。
項目ごとの費用相場について
ここまで、依頼者の方の事業内容(職業)や依頼内容に応じて上記のような費用が発生すると説明しました。それでは、各税理士費用の項目について、具体的にどれくらいの金額がかかってくるかの相場を解説していきます。
(1)確定申告料の相場
夜職の方の場合、確定申告料金の相場は「10万円~30万円」程度だと言われています。
相場に幅がある理由としては、先ほども説明した通りですが、「依頼者の売上がいくら位か」「夜職の売上以外にも収入があるか」「青色申告か、白色申告か」「所得税の申告のみか、消費税の申告も必要か(インボイス登録をしているか等)」などによって変動するからです。
(2)記帳代行料の相場
記帳代行料の相場は「5万円~15万円」程度だと言われています。
記帳代行料は依頼者の方の売上によってはあまり変動しませんが、領収書の枚数などによって変動することとなります。イメージとしては、月10枚しか経費の領収書が出ない方と、月100枚も経費の領収書が出る方とで比べると、当然前者(10枚の方)の記帳の方が楽になるからです。
また、青色申告か白色申告かなどによって作成が必要となる帳簿の種類も変わるため、これによっても記帳代行料は変動することとなります。
(3)顧問料の相場
顧問料の相場は「月1万円~5万円」程度だと言われています。
顧問料は、上記(1)の確定申告料や(2)の記帳代行料と違い、月ごとの金額で設定するのが一般的です。これは、税務相談などもある程度定期的に(例えば月ごとに)発生するものであるからです。料金の幅については、税務相談が発生する頻度や、税務相談の想定される内容に応じて変動することとなります。
税理士費用の実例
ここまで、税理士に確定申告などを依頼した場合の費用相場について解説しました。それでは、実際に税理士に依頼した場合に、相場だとどれくらい費用がかかるかについて確認してみましょう。
先ほど説明した費用項目ごとの相場については次の通りでした。
・確定申告料:10万円~30万円
・記帳代行料:5万円~15万円
・顧問料:月1万円~5万円
この相場を元に、「確定申告のみの依頼の場合」と「顧問契約の場合」の2つに分けて、それぞれどのくらいの料金相場になるか確認してみましょう。
確定申告のみの税理士費用の例
例えば、相場のちょうど真ん中の料金となった場合を想定すると、確定申告のみの依頼で生じる料金は次の通りです。
確定申告料20万円+記帳代行料10万円=30万円
なお、あくまでも上記相場を参考にした数値ですので、実際の料金については依頼する税理士次第となります。
顧問契約の税理士費用の例
顧問契約(確定申告+税務相談の依頼)の場合についても、相場のちょうど真ん中の料金となったケースを想定すると、料金は次の通りです。 ※顧問料については夜職の方の場合高額になることは少ないと思いますので、真ん中ではなく最低額の月1万円として計算します。
確定申告料20万円+記帳代行料10万円+顧問料12万円(月1万円)=42万円
以上が、相場を元にした「確定申告のみ」と「顧問契約」の依頼の場合の税理士費用の実例となります。イメージが湧きましたでしょうか。先ほども説明しましたが、実際の税理士費用や依頼内容については、税理士と相談の上で決めていくこととなりますので、しっかりと税理士に相談の上、依頼を進めて頂ければと思います。
ここまで、夜職の方の税理士費用について、費用項目や依頼内容ごとの相場について解説しました。夜職の方は同世代の方と比べて高収入であったり、職業がら税務調査のリスクが高かったりと、確定申告を含めた税務処理が特に重要となってくるといえます。しかし、自分で会計処理を適正に行い、確定申告・青色申告をするというのはなかなか難しく、また時間がかかると思います。「確定申告が複雑なので誰かに依頼したい」「会計処理に自信がない」「昨年自分で確定申告をやってみたが、間違っていないか不安だ」「今まで白色申告だったが、青色申告をやってみたい」「インボイス登録について相談したい」「消費税の申告が不安だ」「自分がどれだけ利益を出しているか、年間を通して確認したい」など、当てはまるという方はぜひ税理士にご依頼ください。当事務所は東京銀座で税理士業を行っており、日ごろから夜職の方の依頼を受けていますので、安心してご相談いただければと思います。
(代表税理士のプロフィールはこちらのホームページをご覧ください。)
以下、当事務所にご依頼頂く際の料金や流れなどについて記載します。
当事務所の確定申告の料金
(1)確定申告のみのご依頼の場合
税務相談などは不要で、確定申告のみ依頼したいという方の場合、料金は税抜15万円~ となります。
先ほど、税理士費用の項目について、一般的に確定申告のみの依頼の場合は「確定申告料」「記帳代行料」の2つがかかってくると解説しました。しかし、当事務所の場合は上記料金(税抜15万円~)の中に確定申告料・記帳代行料の2つが含まれています。したがって、依頼者の方が帳簿付けや会計処理をする必要はなく、依頼者の方においては最小限の手間で確定申告を依頼することができますので、安心してご依頼頂ければと思います。
なお、顧問契約ではなく確定申告のみの依頼については、顧問契約と比べて低価格ですので、気軽に税理士に依頼したいという方や、将来別の事業をやったり法人を作ったりする予定がない(税務相談をする予定がない)という方におすすめです。
(2)顧問契約のご依頼の場合
顧問契約とは、「税務相談・会計記帳・決算・確定申告」がセットになった形式のことをいいます。流れとしては、毎月上旬頃に先月分の売上メモやレシート、領収書などを当事務所に送付頂き、それを元に当事務所で随時会計処理を行っていき、年末になったら決算・申告を行うという形です(したがって、上記確定申告のみの場合と同様に、依頼者の方が会計処理などを行う必要はありません)。また、メール、電話、対面などで随時税務相談をして頂くことが可能です。
顧問契約の場合、料金は毎月税抜1万円~、確定申告料10万円~ となります。
先ほど、税理士費用の項目について、一般的に顧問契約の依頼の場合は「確定申告料」「記帳代行料」「顧問料」の3つがかかってくると解説しました。しかし、当事務所の場合は上記料金(月1万円~、決算申告料10万円~)の中に確定申告料・記帳代行料・顧問料の全てが含まれています。したがって、依頼者の方に帳簿付けや会計処理などをして頂く必要はありませんし、顧問契約のため税務相談等もして頂く事ができますので、安心してご依頼頂ければと思います。
イメージとしては、上記(1)の確定申告のみの依頼の場合と比較して、親身に相談にのってほしいというケースや、年間を通して自分の収入・経費・利益などを知っておきたいというケースなどにおすすめです。
ご依頼の流れ
(1)お問い合わせ
まず、下記お問い合わせフォームからご連絡をお願いします。ご連絡の際は、確定申告のご依頼や顧問契約を検討している旨をご記載下さい。また、職業やおおまかな年間売上高など記載頂けるとその後のやりとりがスムーズです。
上記のお問い合わせフォームからご連絡をお願いします。
(2)初回面談
上記(1)のお問い合わせ後、メールなどで日時を調整した上で面談を行います。面談は当事務所に来所いただく形式が最も多いですが、依頼者の方が遠方の場合など、web会議方式での面談や電話面談なども行っています。
この初回面談にて、契約形式や金額についての詳細を決定します。
(3)正式なご依頼・契約締結
上記(2)の面談の内容を踏まえてご検討いただき、正式なご依頼・契約締結という流れとなります。
当事務所に確定申告を依頼するメリット
夜職で働いている方が当事務所に確定申告や税務顧問をご依頼・ご相談される場合、当事務所の特徴・メリットとして以下が挙げられます。
専門家たる税理士として検討・申告を行うこと
当方は、税金に関する計算や手続の専門家たる税理士として活動しています。したがって、夜職に関連の深い源泉所得税や経費の処理、消費税の判断など含め、税務関係について、丁寧かつ適格に計算や手続の遂行を行うことが可能です。
銀座の税理士として夜職の方の依頼を日々受けていること
当事務所は銀座に所在しているため、日ごろからキャバクラ、クラブ、風俗など夜職の方の税務に関する依頼を受けています。したがって、職業理解や職業ごとの経理処理(お金の流れ)などを理解していますので、ご相談などもスムーズに対応することが可能です。
税務以外に関する相談にも乗ることもできること
当方は税理士資格に加え、各種許認可申請の専門家たる行政書士や、経営コンサルタントの国家資格たる中小企業診断士などとしても活動しております。したがって、新しく法人を設立したい場合や、現在のお仕事以外にも今後別の事業を開業されたい場合など、税務以外も含めた幅広い相談に専門的知見から乗ることができます。
依頼者の方が抱えられている不安を少しでも解決できればと、その一助になれればと思っております。
大きくこの3点が、当事務所に確定申告や税務顧問を依頼する場合の特徴・メリットだと自負しております。
夜職の確定申告・顧問契約は当事務所にご相談ください

以上、夜職の方の税理士費用について、費用項目や相場、当事務所にご依頼いただいた場合の料金などについて説明いたしました。
上記の通り、当方は税務の専門家たる税理士として、東京銀座にて夜職などで働いている方のご依頼を日頃から受け、業務を行っております。また、依頼者の方とのコミュニケーションを重視して業務を遂行しています。
一般的に、税理士への依頼となると、長い付き合いとなることも多く、初めてのご相談やご依頼には不安も大きいと思われますが、どうぞ安心してご相談・ご依頼頂ければと思っています。
夜職の確定申告や顧問契約など、税務に関するご依頼はぜひ当事務所にお任せ下さい。
業務のご依頼やご相談は、下記お問い合わせフォームからお待ちしております。
お問合せをお待ちしています。
事務所代表プロフィール
(プロフィール詳細はこちらのホームページをご覧ください。)
氏名:木村 成(きむら じょう)
保有資格:
・税理士
・行政書士(行政手続、法律書類作成の国家資格者)
・中小企業診断士(経営コンサルタントの国家資格者)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
・気象予報士
業務内容:
東京都銀座にて、中小企業・小規模事業者の方の支援を業務として行っております。税理士としては法人や個人の申告代理、相続関連業務など、行政書士としては告訴状作成、会社設立に係る定款作成認証や営業許認可申請の代理など、中小企業診断士としては経営コンサルティングを中心に活動しております。税理士・行政書士・中小企業診断士の3つの資格を活用して、税務面・法務面・経営面の3つの視点から、依頼者の方の支援を行っております。
誠心誠意、迅速かつ丁寧な対応をモットーに活動しております。
皆様のご相談、ご依頼をお待ちしております。