[まとめ]
・塾業界のニュースサイトはカテゴリーが細かく分かれているケースが多いため、自校自社の取り組みと最も合いそうなサイトを選択する
・パブリシティの内容は、「特色ある取り組みか」「他校他社と差別化されているか」を意識して厳選する




ここまで、マーケティング・ミックスに関する基本的な考え方を抑えた上で、前回は学校における「パブリシティ」戦略について説明しました(マーケティング・ミックスについてはこちらの記事を、学校におけるパブリシティについてはこちらの記事をご確認ください)。


今回は前回に続いて、塾におけるパブリシティについて考えます。

塾におけるプロモーション戦略:パブリシティ

塾におけるパブリシティ戦略の分析

前回、学校におけるパブリシティとしてネット上のニュースサイト等への働きかけを中心に説明しました。塾においても同様で、紙媒体に比べネット媒体のほうが目に留まる可能性は高いと言えます(厳密には、目に留まるだけなら紙媒体でも十分いけますが、関連する塾の情報を欲しがっている生徒保護者の目に留まるという意味では、検索という性質を持つネットは効果が大きいと言えます)。


では、前回と同じようにパブリシティのターゲットとしてネットサイトを比較してみます。
今回は、googleで「塾 ニュース」と検索した際の検索上位サイトを検討します。

・塾ニュース(月刊私塾会)

パブリシティ戦略

検索最上位のサイトです。塾に関するニュースが「塾・企業」「教育ICT」などに分かれて掲載されています。
また、学習塾1校規模の取り組みも多く紹介されています。塾の事業規模としてもそこまで大きくない塾も取り上げられており、特色を持って活動していれば会社規模に関わらず十分記事になる可能性があります。

私がニュースサイトを見たときは、「教室を持たない」という塾が取り上げられていました。これは非常に特殊な例だと思いますが、他校他社と差別化された取り組みであれば問題ありません。



・リセマム 塾ニュースまとめ


パブリシティ戦略

検索2番目に表示されるニュースサイトです。カテゴリーが「教育・受験」「教育ICT」「教育業界NEWS」などに分かれており、幅広い分野を対象としています。「プログラミング」カテゴリーなど今熱い分野もありますね。

このニュースサイトも、1校レベルの取り組みが記事にされている例が多いようです。さらに、「塾ニュース」というサイト名にも関わらず記事の半分近くは学校関係のニュースでした。塾関係者の方のみならず、学校関係者の方もパブリシティの掲載先として考慮する価値があるといえます。


そして何より、記事の投稿数が非常に多いです。
「教育・受験カテゴリー」だけで1日に10記事以上投稿されています。


そういった面では、掲載されやすさは高いといえるかもしれません。
もちろん、記事が大量に投稿されるということはすぐに記事がサイトの後ろのほうに沈んでしまうことになります。
しかし、

①一部の人の目には留まる可能性が高い
②誰の目にも留まらなかったとしても、「〇〇のサイトで紹介されました」という肩書を得ることができる


というメリットがあります。これがパブリシティの強みでもあるので、積極的に掲載のアプローチをかけるべきです。



アプローチ方法は、前回学校の記事で説明したものと同じです。
自校自社の特色ある取り組み(先進的な教育活動、教育業界で話題の活動の実践例、生徒の体験活動など)を記事にしてまとめ、紹介するような形でサイトの運営者等にコンタクトを取っていきます。もし編集者にツテがあれば、まず編集者に記事を紹介しましょう。
この時、「どのような点で特徴的な取り組みなのか」「他校他社はやっていないのか」ということをしっかりと説明します。特に、自校だけの取り組み出れば効果が高いです(というより、他校がやっていない取り組みに絞ってパブリシティを狙うべきです)。


以上、学習塾におけるパブリシティの活用例と戦略について考えました。
勉強を教える学習塾でなくても、大人に向けた生涯学習の塾や音楽教室なども、同様にしてパブリシティを考えることができます。業界のキーワードで検索した場合の上位ニュースサイトをパブリシティの掲載先としてターゲットにしてください。

次回は、販促戦略のうちの「口コミ」バズマーケティングについて説明します。



[まとめ]
・塾業界のニュースサイトはカテゴリーが細かく分かれているケースが多いため、自校自社の取り組みと最も合いそうなサイトを選択する
・パブリシティの内容は、「特色ある取り組みか」「他校他社と差別化されているか」を意識して厳選する


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