飲食店や接待店の営業許可申請、会社設立手続きなどを行う場合に、行政書士に依頼するという選択肢を検討されている方も多いかと思います。このような時に、行政書士に依頼するとどのようなメリットがあるのかが気になりますよね。

今回は、飲食店などの営業許可申請代行を中心に行政書士業務を行っている身として、行政書士に依頼するメリットを解説したいと思います。

行政書士に依頼するメリット

行政書士とは?

そもそも行政書士をおおまかに説明すると、官公署へ提出する書類の作成や手続代理などを行う専門家の事です。

少し詳しく説明すると、行政書士は行政書士法に基づく国家資格となります。行政書士の業務は、他人の依頼を受け報酬を得て、「官公署に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理」「遺言書等の権利義務」「事実証明及び契約書の作成、行政不服申立て手続代理等」を行うというものです。(参考:日本行政書士会連合会ホームページ)

このように、業務の範囲が広い行政書士ですが、特に行政書士として専門性が高いといわれている業務が「許認可」です。役所などへ申請を行い許可や認可を受ける手続きにおいて、行政書士はその手続き必要な書類の作成と提出などの代理を行うことができます。つまり、依頼者の方に代わって申請手続きを行うことができるのです。

飲食店の営業許可申請の代理ができるのも、このような行政書士の独占業務となります。
(行政書士について、詳しくはこちらのページをご確認ください

では、こらを踏まえた上で営業許可申請手続きを行政書士に依頼するメリットを解説していきたいと思います。

行政書士に営業許可申請代行を依頼するメリット

①できる限り早く店舗営業を開始できる

これは、行政書士に依頼するメリットの中でも非常に大きいものです。なにより、お店を開きたいと思った方がご自分で営業許可申請をするには、長い時間がかかるケースが多いです。

例えば飲食店の営業許可を得る場合には、店舗内の設備が満たす要件などが都道府県ごとに決められています。また、店舗の平面図の作成などの必要があります。このような規則を確認しながら必要な書類をそろえるというのは、初めての方だと時間がかかることが多いと言えます。
さらに、接待店(キャバクラやホストクラブ) や深夜に営業する居酒屋・バーなどは警察とのやりとりが必要となり、通常の飲食店と比べ複雑な申請手続きが必要となります。(このようなお店は、風営法で規制されているためです)


行政書士はこのような許可申請を日ごろから業務として引き受けているため、スピーディな申請手続きの代行が可能だといえます。

ちなみに、当事務所が日ごろ申請代行の依頼を頂いてからの流れは以下のようになっております。

営業許可申請の流れ

詳しく知りたいという方は、こちらのホームページをご確認ください。

②営業許可が得られる可能性が高い

営業許可は、書類さえ書けばもらえるというものではありません。

場所や設備の要件から、そもそもお店に営業許可が下りない状態になってしまっているということもあります。また当然ながら、書類に不備があってもいけません。書類を提出した後に保健所の職員の方が実際にお店に立ち合い検査をしにいらっしゃるため、その場しのぎの書類は嘘がばれてしまうことになります。


行政書士に依頼することで、可能な限り高い可能性で営業許可を得ることができるといえます。

もちろん、「絶対に」とは言い切れません。例えば、風営法で規制されているお店は様々な場所的な制限を受けますが、そういったお店を営業できない場所に物件を賃貸してしまっているというような場合です。こういった場合は、違うタイプのお店にするか、他の物件を借り直すかという選択になるでしょう。
「それでは行政書士に頼んでも一緒じゃないか」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、このように営業場所などが不安な場合はあらかじめ相談してしまえばいいのです。
「この場所でこういったお店を開きたいんですが、大丈夫でしょうか」というように先に相談しておけば、制限に引っかかるようなことにはまずなりません。

③開業に関する相談ができる

これは、行政書士全員が行っているわけではありません。行政書士はあくまでも申請手続きの専門家であるため、経営に関する専門性は低いケースがほとんどです。

当事務所の場合は、行政書士に加え経営コンサルタントの国家資格者である中小企業診断士としても活動しているため、このような経営に関する相談にお乗りすることも可能です。

実際に店舗を経営していく際には、
・お客さんが来てくれるのか不安だ
・運転資金が底をつきないか不安だ
・開業資金が足りない
・補助金が欲しいがどうやったらもらえるのか分からない


など、経営上の悩みを抱えていらっしゃる方も多いかと思います。申請手続きだけでなくこのようなお悩みについても、申請手続き代行と併せて相談・解決支援を行っております。

営業許可申請代行は行政書士にお任せ下さい

以上、営業許可申請を行政書士に依頼するメリットについて説明しました。行政書士の中にも、様々な専門性を持った方がいらっしゃいます。例えば、
・遺言や相続を専門とする行政書士
・外国人雇用など入管関連を専門とする行政書士
・農地転用など土地活用を専門とする行政書士
・著作権など知的財産を専門とする行政書士
などです。行政書士は業務の幅が非常に広いため、このように様々な専門性を持った方がいらっしゃいます。

当事務所の場合、「飲食店の営業許可申請」と「店舗経営」を専門として業務を行っております。

また、営業許可申請における当事務所の特徴は以下の通りです。

営業許可申請の特徴


このように、専門的知見と経験を活かし、丁寧かつ迅速な営業許可申請代行に当たっております。

飲食店の廃業率が非常に高い日本の現状を変えるべく、その一助となるためにこのような専門性を磨き、日々業務に当たっております。飲食店や接待店などの営業許可申請の代行は、ぜひ当事務所にお任せ下さい。

ご相談・ご依頼は、こちらのホームページからお待ちしております。
行政書士「木村税理士・行政書士事務所」

事務所代表プロフィール

名前:木村 成(きむら じょう)

保有資格:
・税理士 ・行政書士(行政手続、法律書類作成の国家資格者)
・中小企業診断士(経営コンサルタントの国家資格者)
・日商簿記1級
・認定経営コンサルタント
・ファイナンシャルプランニング技能士2級

業務内容:
首都圏を中心に、中小企業・小規模事業者の方の支援を業務として行う。行政書士としては、営業許認可取得の代理や会社設立の代理を中心に活動。経営コンサルタントとしては、販路開拓や補助金申請、創業融資支援などを中心に活動。行政書士・中小企業診断士の2つの資格を活用して、法務面と経営面の2つの視点から、依頼者の方の事業拡大を業務として行っている。